第83回桜花賞

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第83回桜花賞
第83回桜花賞優勝馬 リバティアイランド (鞍上 川田将雅
開催国 日本の旗日本
主催者 日本中央競馬会(JRA)
競馬場 阪神競馬場
施行年 2023年
施行日 4月9日
距離 芝1600m
格付け GI
出走条件 サラ系3歳牝馬(国際)(指定)
負担重量 定量
出典 [1]
天候
馬場状態
優勝馬 リバティアイランド
優勝騎手 川田将雅栗東
優勝調教師 中内田充正(栗東)
優勝馬主 (有)サンデーレーシング
優勝生産者 ノーザンファーム安平町
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第83回桜花賞は、2023年4月9日阪神競馬場にて開催された競馬競走である。

リバティアイランドが優勝し、阪神ジュベナイルフィリーズに続いてGI競走2連勝を決めた他、鞍上の川田将雅も前年のスターズオンアースに続き、2年連続3回目の桜花賞制覇となった[1]

出走馬の状況

前年末の阪神ジュベナイルフィリーズを制したリバティアイランドはトライアル競走を使わずに桜花賞へ直行する事が馬主であるサンデーレーシングが1月20日に発表した[2]。また、同レースで2着だったシンリョクカは陣営が同様に直行する事を選択していたが、一時は収得賞金の関係でレースの除外対象のボーダー上にいた為、桜花賞の翌週に行われる予定だった皐月賞へも特別登録を行ったが最終的に桜花賞を回避する馬が出たことにより出走できた[3][4]。他にもアルテミスステークスでリバティアイランドを撃破したラヴェルも阪神ジュベナイルフィリーズからの直行ローテを選択した[5][6]

トライアル競走の結果

第30回チューリップ賞 GII

  • 阪神・1600mで開催[7]
  • 3着以内に優先出走権が与えられる[4]
着順 競走馬名 騎手 タイム 着差 桜花賞への出否
1着 モズメイメイ 武豊 1:34.0 出走
2着 コナコースト 鮫島克駿 1:34.0 ハナ 出走
3着 ペリファーニア 横山武史 1:34.0 クビ 出走

第57回フィリーズレビュー GII

  • 阪神・1400mで開催[8]
  • 3着以内に優先出走権が与えられる[4]
着順 競走馬名 騎手 タイム 着差 桜花賞への出否
1着 シングザットソング 吉田隼人 1:20.7 出走
2着 ムーンプローブ 北村友一 1:20.8 クビ 出走
3着 ジューンオレンジ 富田暁 1:20.8 クビ 出走

アネモネステークス L

  • 中山・1600mで開催[9][10]
  • 2着以内に優先出走権が与えられる[4]
着順 競走馬名 騎手 タイム 着差 桜花賞への出否
1着 トーセンローリエ 横山和生 1:33.8 出走
2着 コンクシェル 丸山元気 1:33.9 1/2 出走

出走馬と枠順

枠番 馬番 競走馬名 騎手 オッズ 調教師 馬主
1 1 ブトンドール 池添謙一 171.4 (16人) 池添学 (同)雅苑興業
2 ライトクオンタム 武豊 8.0 (2人) 武幸四郎 (有)社台レースホース
2 3 リバティアイランド 川田将雅 1.6 (1人) 中内田充正 (有)サンデーレーシング
4 ドゥアイズ 吉田隼人 12.0 (4人) 庄野靖志 (株)G1レーシング
3 5 ハーパー クリストフ・ルメール 8.7 (3人) 友道康夫 エムズレーシング
6 モズメイメイ 和田竜二 27.8 (7人) 音無秀孝 (株)キャピタル・システム
4 7 コンクシェル 丸山元気 146.5 (14人) 清水久詞 前田晋二
8 キタウイング 杉原誠人 57.1 (12人) 小島茂之 (有)ミルファーム
5 9 コナコースト 鮫島克駿 18.4 (6人) 清水久詞 (有)サンデーレーシング
10 エミュー 松山弘平 155.3 (15人) 和田正一郎 前田幸治
6 11 シンリョクカ 吉田豊 32.7 (9人) 竹内正洋 由井健太郎
12 シングザットソング 岩田望来 46.8 (11人) 高野友和 (有)社台レースホース
7 13 ドゥーラ 戸崎圭太 30.6 (8人) 高橋康之 サイプレスホールディングス(同)
14 ペリファーニア 横山武史 17.6 (5人) 鹿戸雄一 (有)キャロットファーム
15 ジューンオレンジ 富田暁 258.6 (18人) 和田正一郎 吉川潤
8 16 ムーンプローブ 北村友一 250.6 (17人) 上村洋行 吉田晴哉
17 ラヴェル 坂井瑠星 40.2 (10人) 矢作芳人 (有)キャロットファーム
18 トーセンローリエ 横山和生 100.5 (13人) 小笠倫弘 島川隆哉

レース結果

映像外部リンク
2023年 桜花賞(GⅠ)
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画
2023年 桜花賞(GⅠ)
レース映像 カンテレ競馬【公式】による動画
着順 枠番 馬番 競走馬名 タイム 着差 上がり3ハロン
1 2 3 リバティアイランド 1:32.1 32.9 (最速)
2 5 9 コナコースト 1:32.3 3/4 34.5
3 7 14 ペリファーニア 1:32.3 クビ 34.1
4 3 5 ハーパー 1:32.6 1.3/4 34.2
5 2 4 ドゥアイズ 1:32.7 1/2 34.1
6 6 11 シンリョクカ 1:32.7 クビ 33.8
7 6 12 シングザットソング 1:32.9 3/4 34.7
8 1 2 ライトクオンタム 1:32.9 ハナ 34.3
9 1 1 ブトンドール 1:32.9 ハナ 34.5
10 5 10 エミュー 1:32.9 アタマ 33.9
11 8 17 ラヴェル 1:33.0 1/2 33.9
12 4 8 キタウイング 1:33.0 クビ 33.6
13 3 6 モズメイメイ 1:33.2 1 35.6
14 7 13 ドゥーラ 1:33.2 アタマ 34.2
15 4 7 コンクシェル 1:33.3 クビ 34.6
16 7 15 ジューンオレンジ 1:33.4 3/4 33.9
17 8 16 ムーンプローブ 1:33.9 3 34.9
18 8 18 トーセンローリエ 1:34.4 3.1/2 36.4

払戻金

馬番/枠番 人気 金額(円)
単勝 3 1 160
複勝 3 1 110
9 5 310
14 6 330
馬単 3→9 5 1,520
馬連 3 - 9 5 1,280
枠連 2 - 5 6 1,160
ワイド 3 - 9 4 560
3 - 14 5 570
9 - 14 25 2,540
3連単 3→9→14 27 13,220
3連複 3 - 9 - 14 13 4,750

エピソード

  • 優勝タイム1:32.1は、第81回(優勝馬ソダシ)の1:31.1に次ぐ同レース歴代2位[11](2023年現在)
  • このレースではJRA史上始めてジョッキーカメラの映像がJRAの公式YouTubeチャンネルにて公開され、大きな反響を呼んだ[12][13][14]

出典

  1. ^ “【桜花賞結果】リバティアイランドが異次元の末脚で差し切る 川田将雅騎手&ドゥラメンテ産駒は連覇”. netkeiba.com (2023年4月9日). 2023年10月16日閲覧。
  2. ^ “【注目馬動向】昨年の最優秀2歳牝馬 リバティアイランドは引き続き、川田将雅騎手と桜花賞へ直行”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2023年1月20日). 2023年10月16日閲覧。
  3. ^ “シンリョクカ、桜除外なら皐月賞へ 竹内師「どちらのレースを使うにしても吉田豊騎手の予定」”. スポニチ Sponichi Annex (2023年3月29日). 2023年10月16日閲覧。
  4. ^ a b c d “【桜花賞出走馬決定順】出走ボーダーラインは1700万のシンリョクカ 7頭が除外対象”. netkeiba.com (2023年4月3日). 2023年10月16日閲覧。
  5. ^ “【桜花賞】重賞勝ち馬ラヴェルが再び女王撃破へ 陣営「雰囲気はいい」”. スポーツ報知 (2023年4月3日). 2023年10月16日閲覧。
  6. ^ “【桜花賞】ラヴェル ただ1頭2歳女王を負かした馬 もうゲートの音にびっくりしない”. スポニチ Sponichi Annex (2023年4月4日). 2023年10月16日閲覧。
  7. ^ “2023年 チューリップ賞 JRA”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会 (2023年3月4日). 2023年10月16日閲覧。
  8. ^ “2023年 報知杯フィリーズレビュー JRA”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会 (2023年3月12日). 2023年10月16日閲覧。
  9. ^ “2023年3月12日(日曜) 競馬番組”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2023年10月16日閲覧。
  10. ^ “アネモネステークス(L)”. netkeiba.com. 2023年10月16日閲覧。
  11. ^ 第81回ではソダシを始め8頭が1:32.1を切っている
  12. ^ “ジョッキーカメラを今春から注目度高いG1で導入、臨場感あふれる映像をユーチューブなどで公開”. nikkansports.com. 日刊スポーツ (2023年3月27日). 2023年10月16日閲覧。
  13. ^ “JRAが川田将雅騎手のジョッキーカメラ映像公開 リバティとの「会話」に3時間で再生回数20万超えの大反響”. スポーツ報知 (2023年4月9日). 2023年10月16日閲覧。
  14. ^ “桜花賞で話題『ジョッキーカメラ』リバティアイランドの映像は178万回再生 皐月賞でも公開あるか【競馬】”. 中日スポーツ. 中日新聞社 (2023年4月15日). 2023年10月16日閲覧。

関連項目

桜花賞勝ち馬
1930年代
1940年代

第2回 タイレイ / 第3回 ブランドソール / 第4回 バンナーゴール / 第5回 ミスセフト / 第6回 ヤマイワイ / 第7回 ブラウニー / 第8回 ハマカゼ / 第9回 ヤシマドオター

1950年代

第10回 トサミツル / 第11回 ツキカワ / 第12回 スウヰイスー / 第13回 カンセイ / 第14回 ヤマイチ / 第15回 ヤシマベル / 第16回 ミスリラ / 第17回 ミスオンワード / 第18回 ホウシユウクイン / 第19回 キヨタケ

1960年代

第20回 トキノキロク / 第21回 スギヒメ / 第22回 ケンホウ / 第23回 ミスマサコ / 第24回 カネケヤキ / 第25回 ハツユキ / 第26回 ワカクモ / 第27回 シーエース / 第28回 コウユウ / 第29回 ヒデコトブキ

1970年代

第30回 タマミ / 第31回 ナスノカオリ / 第32回 アチーブスター / 第33回 ニットウチドリ / 第34回 タカエノカオリ / 第35回 テスコガビー / 第36回 テイタニヤ / 第37回 インターグロリア / 第38回 オヤマテスコ / 第39回 ホースメンテスコ

1980年代
1990年代

第50回 アグネスフローラ / 第51回 シスタートウショウ / 第52回 ニシノフラワー / 第53回 ベガ / 第54回 オグリローマン / 第55回 ワンダーパヒューム / 第56回 ファイトガリバー / 第57回 キョウエイマーチ / 第58回 ファレノプシス / 第59回 プリモディーネ

2000年代

第60回 チアズグレイス / 第61回 テイエムオーシャン / 第62回 アローキャリー / 第63回 スティルインラブ / 第64回 ダンスインザムード / 第65回 ラインクラフト / 第66回 キストゥヘヴン / 第67回 ダイワスカーレット / 第68回 レジネッタ / 第69回 ブエナビスタ

2010年代

第70回 アパパネ / 第71回 マルセリーナ / 第72回 ジェンティルドンナ / 第73回 アユサン / 第74回 ハープスター / 第75回 レッツゴードンキ / 第76回 ジュエラー / 第77回 レーヌミノル / 第78回 アーモンドアイ / 第79回 グランアレグリア

2020年代

第80回 デアリングタクト / 第81回 ソダシ / 第82回 スターズオンアース / 第83回 リバティアイランド / 第84回 ステレンボッシュ

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