カナダ聖公会伝道協会

カナダ聖公会伝道協会(カナダせいこうかいでんどうきょうかい、:Missonary Society of the Church of England in Canada、略称:MSCC)は、1902年に設立されたカナダ聖公会の内外伝道団体で、日本へは日本聖公会中部教区(愛知県・岐阜県・長野県・新潟県の教会と学校などの諸施設)に深い関係があった。

歴史

1883年に内外伝道協会 (Domestic and Foriegn Missonary Society) として設立された。最初はイングランド国教会の宣教団体のイギリス海外福音伝道会(SPG)と英国聖公会宣教協会(CMS)に献金を送金していた。

1888年、J・C・ロビンソンがウィクリフ・カレッジ伝道協会を組織した。1890年に日本への最初の宣教師ジョン・ウォーラーが派遣された。

1902年にはカナダ聖公会伝道協会(MSCC)が、それまでの三者

  • 内外伝道協会(Domestic and Foreign Missionary Society、略称:DFMS)
  • 内外伝道協会婦人会(Women's Auxiliary、略称:WA)
  • 英国聖公会宣教協会カナダ支部(Canadian Church Missionary Society、略称:CCMS)

を統合して、カナダ聖公会の独自の伝道団体として設立されて[1][2]、国内・国外(アジアでは中国インドなどを含む)の宣教活動を強化した。日本へは日本聖公会中部教区愛知県岐阜県長野県新潟県の教会と学校などの諸施設)への宣教師派遣などの宣教活動を強めた。

1912年に、日本へH.J.ハミルトン主教が日本聖公会中部教区の中心地である名古屋へ派遣された。

参考文献

参照項目

脚注

  1. ^ Missionary Society of the Church of England in Canada (MSCC) fonds—1877-2011
  2. ^ 日本聖公会中部教区の歴史年表(1902年)
幕末・明治前期の来日宣教師(1859年 - 1890年)
日本のキリスト教史
カトリック
パリ外国
正教会
ロシア正教

ニコライ(1861) · アナトリー(1873) · ウラジーミル(1878)

聖公会
CMS
SPG

W・B・ライト(1873) · A・C・ショー(1873) · H・J・フォス(1876) · A・ロイド(1884)

ECUSA

E・サイル(1858) · J・リギンズ(1859) · C・M・ウィリアムズ(1859) · H・E・シュミット(1860) · J・カノヴァー(1863) · A・R・モリス(1871) · H・ラニング(1873)  · F・R・ピットマン(1877) · T・S・ティング(1878) · J・マキム(1880) · J・M・ガーディナー(1880) · E・J・フルベッキ(1883) · F・W・ハレル(1884)

MSCC
改革・長老派
米国長老
オランダ改革派

S.R.ブラウン(1859) · D・シモンズ(1859) · G・H・F・フルベッキ(1859) · J・H・バラ(1861) · H・スタウト(1869) · M・E・キダー(1869) · C・H・H・ウォルフ(1871) · L・L・ジェーンズ(1871) · M・N・ワイコフ(1872) · J・L・アメルマン(1876) · E・S・ブース(1879) · H・ハリス(1884) · A・オルトマンス(1886)

スコットランド
カンバーランド
南長老
RCU
メソジスト派
米国監督
カナダ

E・W・クラーク(1871) · G・コクラン(1873) · D・マクドナルド(1873) · C・S・イビー(1876) · G・M・ミーチャム(1876) · M・カートメル(1882) · J・G・ダンロップ(1885) · J・W・サンビー(1886) · J・K・マンロー(1888) · I・S・ブラックモーア(1889)

米国南監督

J・W・ランバス(1886) · W・R・ランバス(1886) · S・H・ウェンライト(1888) · J・C・C・ニュートン(1888)

米国美普
米国福音
会衆派
AB
バプテスト派
ABMU
BMS
ディサイプルス
基督教会

C・ガルスト(1883) · G・スミス(1883)

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