エルダド礁

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ティザード堆。右端がエルダド礁。左上の島が南沙諸島最大の島太平島
南沙諸島における南シナ海周辺諸国の実効支配状況

エルダド礁(エルダドしょう、英語:Eldad Reef、中国語: 安达礁ベトナム語Đá Én Đất / 𥒥Én Đất)は、南沙諸島にあるティザード堆(英語:Tizard Banks、中国語: 鄭和群礁)の一部を形成する岩礁である。エルダッド礁とも呼ばれる。

中国実効支配しているが、ベトナムフィリピン中華民国台湾)も主権を主張している[1]2014年から2015年にかけて、中国がこの岩礁を埋め立て、人工島を建設していると報じられている[2][3]

2016年7月12日オランダハーグ常設仲裁裁判所は、いわゆる九段線に囲まれた南シナ海の地域について中華人民共和国が主張してきた歴史的権利について、「国際法上の法的根拠がなく、国際法に違反する」とする判断を下した。

詳細は「南シナ海判決」を参照

脚注

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  1. ^ 南沙諸島-領土の帰属をめぐる紛争地帯
  2. ^ 中国、南シナ海で「5カ所埋め立て」 習氏が「自ら選定」 台湾の情報機関 産経ニュース、2014年10月16日
  3. ^ 焦点:中国が南シナ海で「人工島」拡大、実効支配を強化へ ロイター、2015年2月20日
南沙諸島(スプラトリー諸島)
北中部
(多国支配)
: North Danger Reefs
: 双子群礁
: Thitu Reefs
: 中业群礁
: Loaita Banks
: 道明群礁
ティザード堆
ユニオン堆
その他
北東部
(主にフィリピン支配)
リード堆
  • マリー・ルイーズ堆
  • リード南堆
  • ペンシルベニア北礁
  • ナリズ堆
エミー・ダグラス堆
  • ヒラネ砂堆
  • イロコイ礁
  • ベイカー礁
: Southern Reefs
: 南方浅灘
  • ブラウン堆
その他
南西部
(主にベトナム支配)
: London Reefs
: 尹慶群礁
: Rifleman Bank
: 南薇灘
その他
中南部
(主にマレーシア支配)
: Ardasier Bank
: 安渡灘
北ルコニア礁
  • フレンドシップ礁
  • ハーディ礁
  • エイトキン礁
  • バック礁
  • ムーディ礁
  • シーホース堆
  • トリップ礁
  • ヘイズ礁
南ルコニア礁
  • スティガント礁
  • コーネル礁
  • ヘラルド礁
  • コムス礁
  • リッチモンド礁
  • ルコニア堆
その他
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座標: 北緯10度21分0秒 東経114度42分0秒 / 北緯10.35000度 東経114.70000度 / 10.35000; 114.70000