X-Face

X-Faceの例
X-Faceの例

X-Face(えっくすふぇいす)は、送信者の似顔絵やイラストなどの小さな画像を電子メールネットニュースへの投稿に添付したものである。メールに遊び心を加えたものとしてUNIX文化の中で生まれ、その後、パソコンPDAなどの環境でもこれに対応する電子メールクライアント・ニュースリーダが出現してきた。

添付するとはいえ、通常の添付ファイルのようにMIME形式で添付するのではなく、文字列にエンコードされてヘッダ(X-Face: )として付加される。そのため、X-Faceに対応していない環境ではまったく無視されることになる。このヘッダ名が、X-Faceという呼称の元になっている。

X-Faceは通常は48×48ピクセル、モノクロ二値の小さな画像であり、その自由度の低さの中で画像を表現するものである。自らの写真を加工してこのサイズに収める、似顔絵を描く、ウケ狙いのイラストにするなど百人百様の使い方があり、X-Faceの収集家もいる。複数のX-Faceを組み合わせてカラー表現をしたり大きな画像を構成したりする規格は存在するが、対応していないソフトも多いためあまり一般的ではない。

関連項目

外部リンク

  • Elips X-Face総合サイト。タイトル画像をクリックすると大量のX-Faceが見られる