NSTAR

Deep Space 1に搭載されたNSTAR。

NSTAR(NASA Solar electric propulsion Technology Application Readiness)はNASAジェット推進研究所が開発し、ボーイングが製造する宇宙機の主推進器用イオンエンジンである。

概要

1993年にNASAジェット推進研究所が開発を開始、1995年に旧Hughes Electron Dynamics社(現Boeing Electron Dynamic Devices社)が受注,製造し、Deep Space 1の主推進器として用いられた。世界で初めて宇宙機の主推進器として用いられたイオンエンジンである。形態としてはカスプ型イオンエンジンに類する。

仕様

採用宇宙機

  • Deep Space 1 - 主推進器として1機搭載。
  • Dawn - DS1の成果を受け、主推進器として3機搭載。同時使用は1機までで、2機は冗長系。

関連事項

外部リンク

  • NSTAR ION ENGINE (BOEING)
  • Ion Propulsion (NASA)
液体燃料
低温
推進剤
液体水素/
液体酸素
液体メタン/
液体酸素
準低温
推進剤
ケロシン/
液体酸素
ハイパー
ゴリック
推進剤
ヒドラジン系/
四酸化二窒素
ケロシン/過酸化水素
非対称ジメチルヒドラジン/
硝酸
RS-68ロケットエンジン
固体燃料
ブースター
下段・中段ロケット
  • S-138
  • S-139
  • S-7
  • SR118
  • SR119
  • SR120
  • キャスター120
  • オライオン50
上段ロケット
原子力推進
小推力
エンジン
ハイパー
ゴリック推進剤
電気推進
DCアークジェット
  • MR-508
ホールスラスタ
イオンエンジン
関連項目
エンジン
サイクル