針ニッケル鉱

針ニッケル鉱 millerite
分類 硫化鉱物
化学式 NiS
結晶系 六方晶系
へき開 二方向に明瞭
モース硬度 3 - 3.5
光沢 金属光沢
黄銅
条痕 緑黒
比重 5.4
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学
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針ニッケル鉱(しんにっけるこう、millerite)は、蛇紋岩斑れい岩に見られるニッケル硫化鉱物で、成分は硫化ニッケル(II)。和名は針状での産出が多いことに因むが、放射状の集合体も見られる。英名はこの鉱物を研究したウィリアム・ハロウズ・ミラーに因む。

1845年ヴィルヘルム・フォン・ハイディンガー(ドイツ語版)によりヨアヒムスタールで発見され、上記の通り命名された。

大量に産出する場合、ペントランド鉱(英語版)珪ニッケル鉱(英語版)と共にニッケル鉱石として採掘される。

参考文献

  • 松原聰『美しい鉱物』学習研究社〈学研の図鑑〉、2013年、95頁。 
  • ロナルド・ルイス・ボネウィッツ 著、青木正博 訳『岩石と宝石の大図鑑 : 岩石・鉱物・宝石・化石の決定版ガイドブック』誠文堂新光社、2007年、135頁。ISBN 978-4-416-80700-2。 


関連項目

外部リンク

  • Handbook of Mineralogy
  • Millerite - mindat.org
  • Millerite - webmineral
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