緑マンガン鉱

緑マンガン鉱
manganosite
manganosite(スウェーデン産)
分類 酸化鉱物
化学式 MnO
結晶系 等軸晶系
モース硬度 5.5
光沢 ガラス光沢
緑色
条痕 褐色
比重 5.4
文献 [1]
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学
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緑マンガン鉱(りょくまんがんこう、: manganosite)は、鉱物酸化鉱物)の一種。化学組成は MnO(酸化マンガン(II))、結晶系等軸晶系。ペリクレースグループに属する。

産出地

日本国内の様々な場所のマンガン鉱床で産出するが、産出量は微量である(群馬県黒川鉱山・栃木県真名子鉱山・宮崎県秋元鉱山・京都府玉岩鉱山など)。

性質・特徴

光沢緑色(空気中で直ちに黒褐色に変色)。特徴的な緑色は、空気中で黒変しやすい。その速度は産地によって異なり、結晶度が高いほど遅いと言われる。黒変を防ぐにはクリアラッカーやマニキュア液を塗ると良いと言われるが、それでも半永久的に保存することは難しい。

晶癖の8面体。へき開は3方向完全。

硬度は 5.5。比重は 5.4。

脚注

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  1. ^ 国立天文台編『理科年表 平成20年』丸善、2007年、639頁。ISBN 978-4-621-07902-7。https://web.archive.org/web/20060703125140/http://www.rikanenpyo.jp/ 

参考文献

関連項目

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外部リンク

  • Manganosite (英語), MinDat.org, 2011年7月15日閲覧 (英語)
  • Manganosite (英語), WebMineral.com, 2011年7月15日閲覧 (英語)
  • 福岡正人. “Periclase〔ペリクレース〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2011年7月15日閲覧。
  • “緑マンガン鉱”. 地質標本館. 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2011年7月15日閲覧。
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