牧野巽

牧野 巽(まきの たつみ、1905年2月10日 - 1974年11月3日)は、日本社会学者東京大学名誉教授。中国の家族が専門。

略歴

牧野謙次郎の長男として東京に生まれる。東京帝国大学文学部社会学科卒。東京帝国大学社会学研究室副手(1929年4月〜1930年4月)[1]東方文化学院研究所員、東京高等師範学校教授。1947年、「儀礼及び礼記に於ける家族と宗教」で東京帝国大学大文学博士[2]1949年東京大学教育学部教授(教育社会学)。1965年、定年退官、名誉教授、大阪大学教授。1968年早稲田大学教授。

人物

著書

  • 『支那家族研究』生活社 1944 
  • 『近世中国宗族研究』日光書院 1949
  • 『社会的教育論』福村出版 1971
  • 牧野巽著作集』全7巻 御茶の水書房 
第1-2巻 (中国家族研究)1979-80 
第3巻 (近世中国宗族研究)1980
第4巻 (雲南民族史研究.東亜米作民族研究)1985
第5巻 (中国の移住伝説.広東原住民族考)1985
第6巻 (中国社会史の諸問題)1985
第7巻 (家族論・書評他)1985

共編著

翻訳

  • ブーグレ『社会学入門』本田喜代治共訳 刀江書院、1929 
  • M.L.ミルン『シャン民俗誌』佐藤利子共訳 生活社、1944 

回想

脚注

  1. ^ a b 竹内洋 2011, p. 140
  2. ^ “儀礼及び礼記に於ける家族と宗教 牧野巽”. 国立国会図書館. 2012年9月20日閲覧。
  3. ^ 竹内洋 2011, p. 137
  4. ^ a b c 竹内洋 2011, p. 153

参考文献

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