天明太郎

天明太郎
ジャンル ラジオドラマ
放送方式 収録
放送期間 1949年11月10日 -
同年12月29日[1]
放送時間 毎週木曜日
放送回数 8
放送局 NHKラジオ第1放送
制作 NHKラジオ第1放送
パーソナリティ
第1話 石坂洋次郎
第2話 林房雄
第3話 徳川夢声
第4話 宮内寒弥
第5話 村松梢風
第6話 尾崎一雄
第7話 佐々木邦
第8話 坂口安吾
特記事項:
ラジオ小説
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天明太郎』(てんめいたろう)は、1949年(昭和24年)にNHKラジオ第1放送で放送された日本のラジオドラマであり[1]、同ドラマを原作に1951年(昭和26年)製作、同年4月27日公開、池田忠雄監督による日本の長篇劇映画である[2]

天明太郎という名の青年を主人公に、当時の人気小説家・文学者の石坂洋次郎林房雄徳川夢声宮内寒弥村松梢風尾崎一雄佐々木邦坂口安吾が順番にリレー式に台本を書いたラジオドラマである[2]

放送リスト

いずれも1949年[1]

話数 放送日
第1話 石坂洋次郎 11月10日
第2話 林房雄 11月17日
第3話 徳川夢声 11月24日
第4話 宮内寒弥 12月1日
第5話 村松梢風 12月8日
第6話 尾崎一雄 12月15日
第7話 佐々木邦 12月22日
第8話 坂口安吾 12月29日

映画

天明太郎
てんめいたろう
監督 池田忠雄
脚本 斎藤良輔
中村定郎
原作
石坂洋次郎
林房雄
徳川夢声
宮内寒弥
村松梢風
尾崎一雄
佐々木邦
坂口安吾
製作 松竹大船撮影所
製作総指揮 白井和夫
出演者 佐野周二
月丘夢路
音楽 万城目正
撮影 厚田雄春
照明
高下逸男
編集 浜村義康
配給 日本の旗 松竹
公開 日本の旗 1951年4月27日
上映時間 70分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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天明太郎』(てんめいたろう)は、同名のラジオドラマを原作に1951年(昭和26年)製作、同年4月27日公開、池田忠雄監督による日本の長篇劇映画である[2]

ストーリー

青年・天明太郎(佐野周二)は、大学を卒業して静岡の女学校に就職するが、女生徒・緑川フミ子(月丘夢路)との噂を立てられ、辞職して東京へ帰る。出版社「婦人評論社」に転職すると、隣の席に座る染井京子(幾野道子)に好かれる。「自由文化同盟」会長の小笹五郎(河村黎吉)、「ミス・銀座」に輝いた女性、と仕事でインタヴューをするが、「ミス・銀座」は緑川フミ子なのであった。「婦人評論社」を辞め、インタヴューした際のツテを頼り「自由文化同盟」に転職するが、小笹会長がフミ子を狙っていることを知り、これまた退職してしまう。

転職を繰り返す太郎に、伯父は、家に財産があまり残っていないことや太郎の母(飯田蝶子)の苦労を告げる。

すっかり反省した太郎は、「自由文化同盟」に戻ろうと思い、小笹と自分の間を取りなすようフミ子に頼み込むが、このとき太郎は、フミ子がいまも自分に好意を持っていることを知る。太郎とフミ子は結婚し、太郎は静岡の女学校の教師に戻る。

キャスト

スタッフ・作品データ

ビブリオグラフィ

  1. ^ a b c 年譜、七北数人、坂口安吾デジタルミュージアム、新潟市、2009年10月15日閲覧。
  2. ^ a b c d 天明太郎、kinejun.jp, 2009年10月15日閲覧。

外部リンク

坂口安吾の作品
文芸作品・自伝小説
  • 木枯の酒倉から
  • ふるさとに寄する讃歌
  • 風博士
  • 黒谷村
  • 海の霧
  • 霓博士の廃頽
  • 竹薮の家
  • 蝉――あるミザントロープの話
  • 姦淫に寄す
  • 蒼茫夢
  • 金談にからまる詩的要素の神秘性に就て
  • 逃げたい心
  • をみな
  • 狼園
  • 吹雪物語
  • 閑山
  • 紫大納言
  • 木々の精、谷の精
  • 篠笹の陰の顔
  • イノチガケ
  • 風人録
  • 波子
  • 島原の乱雑記
  • 真珠
  • 二十一
  • 黒田如水
  • 鉄砲
  • 露の答
  • わが血を追ふ人々
  • 白痴
  • 外套と青空
  • 女体
  • いづこへ
  • 戦争と一人の女
  • 石の思ひ
  • 続戦争と一人の女
  • 恋をしに行く
  • 道鏡
  • 私は海を抱きしめてゐたい
  • 家康
  • 風と光と二十の私と
  • 花妖
  • 二十七歳
  • 桜の森の満開の下
  • 金銭無情
  • オモチャ箱
  • 青鬼の褌を洗う女
  • 二流の人
  • 三十歳
  • 織田信長(未完)
  • にっぽん物語(火)
  • 天明太郎
  • 肝臓先生
  • 街はふるさと
  • 女忍者使ひ
  • 夜長姫と耳男
  • 信長
  • 梟雄
  • 握つた手
  • 女剣士
  • 保久呂天皇
  • 花咲ける石
  • 真書太閤記
  • 狂人遺書
  • 青い絨毯
推理小説・探偵小説
評論・随筆
  • 今後の寺院生活に対する私考
  • ピエロ伝道者
  • FARCEに就て
  • ドストエフスキーとバルザック
  • 長島の死に就て
  • 枯淡の風格を排す
  • 牧野さんの祭典によせて
  • 牧野さんの死
  • かげろふ談義
  • 文学のふるさと
  • ラムネ氏のこと
  • たゞの文学
  • 日本文化私観
  • 青春論
  • 芸術地に堕つ
  • 処女作前後の思ひ出
  • 堕落論
  • 天皇小論
  • 続堕落論
  • デカダン文学論
  • 戯作者文学論
  • 特攻隊に捧ぐ
  • 恋愛論
  • 教祖の文学
  • 散る日本
  • 新カナヅカヒの問題
  • 不良少年とキリスト
  • 太宰治情死考
  • 戦争論
  • ヨーロッパ的性格、ニッポン的性格
  • 哀れなトンマ先生
  • 安吾巷談
  • 百万人の文学
  • 安吾新日本地図
  • 負ケラレマセン勝ツマデハ
  • 飛騨の顔
  • 歴史探偵方法論
  • 光を覆ふものなし―競輪不正事件
  • 安吾史譚
  • もう軍備はいらない
  • 人の子の親となりて
  • 坂口安吾下田外史
  • 安吾新日本風土記
  • 砂をかむ
戯曲
  • 麓(未完)
  • 輸血
翻訳
  • プルウストに就てのクロッキ(マリイ・シェイケビッチ)
  • ステファヌ・マラルメ(ヴァレリー
  • エリック・サティ(コクトー
  • いんそむにや(ロジェエル・ヴィトラク(英語版)
  • 我等が鳥類(トリスタン・ツァラ
関連項目
関連カテゴリ
  • 坂口安吾
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  • 評論
  • 原作映画作品