大蔵

大蔵(おおくら、おおぞう、だいぞう)

起源

ヤマト王権の三蔵(大蔵(おおくら)・内蔵(うちくら)・斎蔵(いみくら))の一つにさかのぼる。『古語拾遺』によれば、雄略天皇の時代に内蔵・斎蔵に加えて創設、諸国からの貢物などを納め、秦氏に出納を、漢氏東漢氏西漢氏)に帳簿の勘録を命じ、蘇我満智(麻智)に三蔵を検校させたとされる。また、『日本書紀』によれば、雄略天皇23年(推定479年)に星川稚宮皇子が吉備上道臣一族の支援の下に、天皇亡き後の皇位継承をめぐって起こした星川皇子の乱豪族秦氏の長である秦大津父を「大蔵省(おおくらのつかさ)」に任じた件、大津父と推定される大蔵掾(おおくらのまつりごとひと)を秦氏の伴造に任じた件などの記載がある。

律令制に至って、管理は、大蔵省に継承された。また、東漢氏・秦氏のうち、大蔵の管理・出納を務めた者がその職名を氏の名として称したとされる。

一覧

関連項目

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