プチーチュカ
プチーチュカ(ロシア語: Птичка, IPA:[ˈptʲitɕkə]、小鳥の意)はブラン計画における2機目のスペースシャトルにつけられた非公式の名前。正式な名称は1.02またはブラン 1.02(Буран 1.02)であった。ブーリャ(Буря、嵐の意)とも非公式に呼ばれていた[1]。
プチーチュカはすべてのブラン計画におけるシャトルオービターの非公式なニックネームでもあった。
組み立て
ブラン計画2機目のオービターの組み立ては1988年に始まった。ほとんど完成していたが1993年計画が正式に中止になり、完成はしなかった。いくつかの電子部品の組み立てが残っており、95-97%は完成していたとされる[1]。
計画していた飛行
1989年当時の計画として[2]
- 1991年 - 初の無人飛行。期間は1-2日間。
- 1992年 - 2度目の無人飛行。期間は7-8日間で、軌道上作業と宇宙ステーションへのアプローチ試験を行う。
1991年の変更:
- 1991年12月 - 2度目の無人飛行。期間は7-8日間で、軌道上作業と宇宙ステーションへのアプローチ試験を行う。
- ミールのクリスタルモジュールと自動ドッキング。
- ミールからシャトルに船員を移動させ、24時間に渡って遠隔操作装置を含めたシステムの試験を行う。
- アンドッキングし、軌道上を無人飛行。
- 有人のSoyuz-TM101とドッキング。
- ソユーズからシャトルに船員を移動させ、24時間に渡ってシャトル内で作業を行う。
- 自動アンドッキングし、地上への着陸に向かう。
状態
プチーチュカは現在カザフスタンの所有物であり、バイコヌール宇宙基地のMIKビルディングの中にある[1]。
参考文献
- ^ a b c “1.02 Shuttle Ptichka OK - 1.02”. 2010年4月29日閲覧。
- ^ “Экипажи "Бурана" Несбывшиеся планы.”. buran.ru. 2006年8月5日閲覧。
外部リンク
- ソ連版スペースシャトル 将来の運用計画 - ウェイバックマシン(2009年2月18日アーカイブ分)
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