ブライス・トゥラング

ブライス・トゥラング
*Brice Turang*
ミルウォーキー・ブルワーズ #2
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州コロナ
生年月日	(1999-11-21) 1999年 11月21日（24歳）
身長体重	6' 0" ＝約182.9 cm 173 lb ＝約78.5 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	遊撃手、二塁手
プロ入り	2018年 MLBドラフト1巡目
初出場	2023年3月30日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
サンティアゴ高等学校（英語版）ミルウォーキー・ブルワーズ (2023 - )
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ブライス・クレイグ・トゥラング（Brice Craig Turang, 1999年 11月21日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州コロナ出身のプロ野球選手（内野手）。右投左打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。

父親もプロ野球選手（外野手）のブライアン・トゥラング（英語版）^[1]。

経歴

所属チーム
年	チーム	階級
2018	MIL	R+, R
2019	MIL	A, A+

中学時代の2014年に行われたU-15 W杯で中堅手としてアメリカ代表に招集され、アメリカ野球協会（英語版）より最優秀選手賞を受賞^[2]。サンティアゴ高等学校（英語版）所属時代、マックスプレップスカップ（英語版）や^[3]、2017年U-18 W杯アメリカ代表（英語版）での活躍が高く評価され、2018年ドラフト前の高校生野手としては最高クラスの評価を受けていた^[4]。

6月のMLBドラフト1巡目（全体21位）でミルウォーキー・ブルワーズから指名を受け^[5]、契約金約341万ドルで締結しプロ入り^[6]。同年7月13日にブルワーズ傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズ（英語版）でプロデビュー^[7]。8月にパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズ（英語版）へ昇格した。2018年シーズンは2球団合計で42試合に出場して打率.283 / 出塁率.396 / 長打率.352、1本塁打、14盗塁-2盗塁死を記録した。

2019年、開幕前に行われたMLB.comによるプロスペクトランキングでチーム1位・全体98位の評価を受けた^[8]。シーズンはA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズで迎えた^[9]。6月に同チームが所属するミッドウェストリーグのオールスターに選出された^[10]。7月にはA+級カロライナ・マドキャッツへ昇格した^[11]。このシーズンは2球団合計で129試合に出場して.256 / .367 / .340、3本塁打、30盗塁-5盗塁死を記録した。

2020年、MLB.comのプロスペクトランキングでチーム2位の評価を受けた^[8]。シーズンはCOVID-19の影響で、ウィスコンシンを拠点とするブルワーズのAlternate Training Siteに所属した。

2021年はAA級ビロクシ・シャッカーズとAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーし、2球団合計で117試合に出場して.258 / .348 / .362、6本塁打、20盗塁-9盗塁死を記録した。

2022年はAAA級ナッシュビルでプレーし、131試合に出場して.286 / .360 / .412、13本塁打、34盗塁-2盗塁死を記録した。オフの11月15日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[12]。

2023年の開幕はメジャーで迎えた^[13]。メジャーデビューとなった3月30日のシカゴ・カブスとのシーズン開幕戦では「9番・二塁手」で先発出場すると、3回表の初打席でマーカス・ストローマンからメジャー初安打を放った^[14]。

選手としての特徴

打撃面では長打に乏しいものの出塁と機動力を武器とするリードオフマンタイプと評される。守備面では肩・守備範囲ともに平均よりは上程度と評価されている。（2020年）^[8]

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2023	MIL	137	448	404	46	88	9	3	6	121	34	26	4	3	2	38	1	1	94	9	.218	.285	.300	.585
MLB：1年		137	448	404	46	88	9	3	6	121	34	26	4	3	2	38	1	1	94	9	.218	.285	.300	.585

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	二塁（2B）						遊撃（SS）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2023	MIL	119	164	268	6	53	.986	22	16	27	0	8	1.000
MLB		119	164	268	6	53	.986	22	16	27	0	8	1.000

2023年度シーズン終了時

背番号

0（2023年）
2（2024年 - ）

脚注

注釈

出典

^ Mitch Stephens (2018年6月4日). “WeNext: Major League talent Brice Turang reaps rewards from abundant family tree” (英語). MaxPreps.com. 2020年12月6日閲覧。
^ Eric Sandheimer (2014年12月18日). “Corona Santiago freshman Brice Turang wins USA Baseball’s top award” (英語). LATimes.com. LA Times. 2020年12月6日閲覧。
^ Kyle Glaser (2015年7月16日). “BASEBALL: Santiago’s Turang named National Freshman of the Year” (英語). PE.com. The Press-Enterprice. 2020年12月6日閲覧。
^ Nathan Rode (2015年7月16日). “2018 PBR DRAFT 100” (英語). PrepBaseballReport.com. 2020年12月6日閲覧。
^ “Brewers had previous relationship with first-round pick Brice Turang, a prep shortstop” (英語). JSonline.com. Milwaukee Journal Sentinel (2018年6月5日). 2020年12月6日閲覧。
^ Stephen Cohn (2018年6月5日). “First-rounder Turang signs with Brewers” (英語). MLB.com. 2020年12月6日閲覧。
^ Ben Reagan (2018年8月1日). “Brewers minor league roster moves: Brice Turang promoted; Jacob Nottingham to the DL” (英語). BrewCrewBall.com. 2020年12月6日閲覧。
^ ^a ^b ^c “Brewers Top Prospects”. MLB.com. 2020年12月6日閲覧。
^ “Brewers' Brice Turang: Ready for full-season ball” (英語). CBSスポーツ (2019年4月4日). 2020年12月6日閲覧。
^ Chris Mehring (2019年6月5日). “Six Timber Rattlers Selected to Play in 2019 Midwest League All-Star Game” (英語). CBSスポーツ. 2020年12月6日閲覧。
^ Duane Cross (2019年7月7日). “Turang walks off, up to another level” (英語). MiLB.com. 2020年12月6日閲覧。
^ Simon Hampton (2022年11月15日). “Brewers Select Brice Turang and Abner Uribe” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年4月25日閲覧。
^ Adam McCalvy (2023年3月30日). “Brewers' roster set ahead of opener” (英語). MLB.com. 2023年4月25日閲覧。
^ “Milwaukee Brewers vs Chicago Cubs Box Score: March 30, 2023” (英語). Baseball-Reference.com. 2023年4月25日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Brice Turang stats MiLB.com （英語）
Brice Turang - Baseball Savant MLB.com （英語）
brice turang (@BRiCEcTuRANG) - X（旧Twitter）
Brice Turang (@bturang1) - Instagram

表話編歴ミルウォーキー・ブルワーズロースター
投手	26 アーロン・アシュビー 25 ブラッドリー・ブレイロック（英語版） 50 J.B.ブカウスカス（故障者リスト） 32 テイラー・クラーク 54 ロバート・ガッサー（英語版）（故障者リスト） 37 DL・ホール（故障者リスト） 57 ケビン・ハーゲット（英語版） 52 ブライアン・ハドソン（英語版） 56 ジャンソン・ジャンク 35 ジェイコブ・ジュニス 47 ジャレッド・ケイニグ 29 トレバー・メギル 20 ウェイド・マイリー（故障者リスト） 55 ホビー・ミルナー 36 トバイアス・マイヤーズ（英語版） 49 エノリ・パレデス 31 ジョエル・パヤンプス 59 エルビス・ペゲーロ 51 フレディ・ペラルタ 48 コリン・レイ 00 カルロス・ロドリゲス（英語版） 41 ジョー・ロス 45 アブナー・ウリーベ 38 デビン・ウィリアムズ（故障者リスト） 46 ブライス・ウィルソン 58 ブランドン・ウッドラフ（故障者リスト）
捕手	24 ウィリアム・コントレラス 99 ゲイリー・サンチェス 76 ジェファーソン・クエロ
内野手	27 ウィリー・アダメス 9 ジェイク・バウアーズ 7 タイラー・ブラック 64 ビニー・カプラ（英語版） 15 オリバー・ダン 12 リース・ホスキンス 6 オーウェン・ミラー 14 アンドリュー・モナステリオ（英語版） 3 ジョーイ・オルティス 2 ブライス・トゥラング
外野手	11 ジャクソン・チョーリオ 10 サル・フレリック 5 ギャレット・ミッチェル（故障者リスト） 16 ブレイク・パーキンス 18 クリス・ローラー（英語版） 28 ジョーイ・ウィーマー 22 クリスチャン・イエリッチ
監督・コーチ	21 パット・マーフィー（監督） 23 リッキー・ウィークス・ジュニア（助監督） 70 コナー・ドーソン（英語版）（打撃コーチ） 43 オジー・ティモンズ（打撃コーチ） 84 クリス・フック（英語版）（投手コーチ） 33 クインティン・ベリー（一塁コーチ） 40 ジェイソン・レーン（三塁コーチ） 61 ジム・ヘンダーソン（ブルペンコーチ） 60 ウォーカー・マッキンベン（投手兼捕手兼戦略コーチ） 65 ネスター・コレドール（コーチ） 62 アダム・ワイゼンバーガー（ブルペン捕手） 95 ダニエル・デモンデザート（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年6月21日更新

表話編歴 2018年MLBドラフト1巡目指名選手
1位：ケイシー・マイズ (DET) 2位：ジョーイ・バート (SF) 3位：アレク・ボーム (PHI) 4位：ニック・マドリガル (CWS) 5位：ジョナサン・インディア (CIN) 6位：ジャレッド・ケルニック (NYM) 7位：ライアン・ウェザース (SD) 8位：カーター・スチュワート (ATL) 9位：カイラー・マレー (OAK) 10位：トラビス・スワガティ (PIT) 11位：グレイソン・ロドリゲス (BAL) 12位：ジョーダン・グロシャンズ (TOR) 13位：コナー・スコット（英語版） (MIA) 14位：ローガン・ギルバート (SEA) 15位：コール・ウィン (TEX) 16位：マシュー・リベラトーレ (TB) 17位：ジョーディン・アダムス (LAA) 18位：ブレイディ・シンガー (KC) 19位：ノーラン・ゴーマン (STL) 20位：トレバー・ラーナック (MIN) 21位：ブライス・チュレイン (MIL) 22位：ライアン・ロリソン (COL) 23位：アンソニー・シーグラー（英語版） (NYY) 24位：ニコ・ホーナー (CHC) 25位：マット・マクレイン(ARI) 26位：トリストン・カサス (BOS) 27位：メイソン・デナバーグ（英語版） (WSH) 28位：セス・ビアー (HOU) 29位：ボー・ネイラー (CLE) 30位：J.T.ギン (LAD) 31位：シェーン・マクラナハン (TB) 32位：ニック・シュネル（英語版） (TB) 33位：ジャクソン・カワー (KC) 34位：ダニエル・リンチ (KC) 35位：イーサン・ハンキンス (CLE)

2018年MLBドラフト1巡目指名選手