フェラーリ・375MM

フェラーリ・375MM
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フェラーリ・375MM
概要
デザイン ピニンファリーナ
ボディ
ボディタイプ スパイダー, ベルリネッタ, クーペ
パワートレイン
エンジン

4.5L Tipo102 ランプレディV12

4.5L Tipo108 ランプレディV12
最高出力 340PS (250kW)/7,000rpm
変速機 4速MT
車両寸法
ホイールベース 2,600mm (102.4インチ)
車両重量 900kg (1,984ポンド) (乾燥重量)
系譜
先代 フェラーリ・340MM
後継 フェラーリ・375プラス
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フェラーリ・375MM(Ferrari 375MM)は1953年から1955年までフェラーリによって製造されたレーシングカーである。

概要

375MMという車名は、搭載しているエンジン1気筒の排気量にちなんで「375」、「MM」はミッレミリアレースの頭文字から取られている。375MMは340MMから改造された4台を含む、合計26台が製造された。

最初に製造されたプロトタイプはヴィニャーレスパイダー、次に生産された3台はピニンファリーナベルリネッタで、全て340MMから改造されたものである。375MMのほとんどの個体は、ピニンファリーナによってスパイダーのボディが施されることになる。

仕様

エンジン

375MMには2種類のエンジンが用意され、片方は個人の顧客用、もう片方はファクトリーチーム用に用意された。ファクトリーチームに提供されたエンジンは375 F1に採用されているエンジンと同じもので、「Tipo102」と呼ばれている。総排気量は4493.73ccと元のエンジンから変更されていない。個人の顧客に提供されたものは「Tipo108」と呼ばれ、ボアが大きくなりストロークが68mmに縮められている。そのため、総排気量が4522.68ccに変更されている。このエンジンは375アメリカに搭載される予定であった。どちらのエンジンも容量は4.5Lで変わらない。

シャーシとサスペンション

シャーシはTipo102と呼ばれ、先代にあたる340MMから派生したもので、ホイールベースが延長され2,600mm(102.4インチ)に変更されている。サスペンションも340MMから引き継がれたものであるが、前後にフーダイユ製油圧ショックアブソーバが追加で取り付けられている。

関連項目

外部リンク

  • https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/375-mm
イタリアの旗 スクーデリア・フェラーリ
チーム首脳
チームスタッフ
  • イタリアの旗 ディエゴ・イオベルノ(英語版) (スポーティングディレクター)
  • イタリアの旗 エンリコ・カルディール(英語版) (車体開発責任者)
  • フランスの旗 ロイック・ビゴワ (チーフエアロダイナミシスト)
  • イギリスの旗 ラビン・ジェイン (ストラテジーディレクター)
  • イギリスの旗 ジョック・クリア (FDAコーチ)
  • 南アフリカ共和国の旗 ロリー・バーン (開発アドバイザー)
  • スペインの旗 イニャキ・ルエダ(英語版) (前ストラテジーディレクター)
F1ドライバー
F1車両
主なスポンサー
関連組織
※役職等は2023年3月時点。
  • 過去のチーム関係者
F1チーム関係者
創設者
主なチーム首脳
主なスタッフ
主なF1ドライバー
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
※年代と順序はフェラーリで初出走した時期に基づく。 ※フェラーリにおいて優勝したドライバーを中心に記載。太字はフェラーリにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。斜体はフェラーリにおいて優勝がないものの特筆されるドライバー。
  • スポーツカーレース
  • Template:スクーデリア・フェラーリ (スポーツカーレース) を参照。