フェニックス (原子炉)

フェニックス(: Phénix)とは、フランス高速増殖炉である。出力233MWeと小さいFBRのプロトタイプであった。所在地はガール県マルクール原子力地区である。後に続いて建設された実物大プロトタイプ炉のスーパーフェニックスが閉鎖された後も運転が継続された。

フェニックスの主な利用目的は、放射性同位体の核種変換に関する基礎研究である。しかしながら、当初の目的には電力を生成することも含まれていた。

炉の沿革

フェニックス炉の建設は1968年の11月に始まり、送電系統への初の結合は1973年12月であった。2009年3月に送電系統から外された。2012年まで研究予定で、同年には解体が始まる予定である。

設備

  • 原子炉形式:高速増殖炉(タンク型)
  • 着工:1968年
  • 臨界:1973年8月31日
  • 運転開始:1974年2月
  • 電気出力:23.3万kW
  • 運転終了:2010年2月1日[1]

主なトラブル

1989年から1990年にかけて謎の出力低下が三回ほど発生した。原因は現在も不明であるとされている。この出力低下の原因が分からなかったことが、スーパーフェニックス廃炉の一因ともなった。

出典

  1. ^ “Nuclear Power Reactor Details - PHENIX”. 国際原子力機関. 2011年12月11日閲覧。

関連項目

ポータル 原子力
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外部リンク

  • Summary of key parameters
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