スレーシュ・オベロイ

スレーシュ・オベロイ
Suresh Oberoi
Suresh Oberoi
生年月日 (1946-12-17) 1946年12月17日(77歳)
出生地 イギリス領インド帝国の旗 イギリス領インド帝国 バローチスターン主席弁務官領(英語版)クエッタ
(現パキスタンの旗 パキスタン バローチスターン州
職業 俳優
活動期間 1977年
配偶者 ヤショーダラー・オベロイ(1974年-)
著名な家族 ヴィヴェーク・オベロイ(息子)
アクシャイ・オベロイ(英語版)(甥)
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スレーシュ・オベロイ(Suresh Oberoi、1946年12月17日 - )は、インド俳優[1]。ラジオ番組で活動して後にボリウッドに活動の拠点を移し、性格俳優として1980年代から1990年代にかけて人気を集めた。世界精神医学会(英語版)の親善大使を務めている[2]

生い立ち

バローチスターン主席弁務官領(英語版)クエッタカトリ(英語版)のアナンド・アルップ・オベロイとカルタル・デヴィの息子として生まれる[3]。スレーシュが生まれて間もなく、オベロイ家はインド・パキスタン分離独立のためインド・ハイデラバードに移住し、医療品店を開業した。スレーシュは同地の聖ジョージ・グラマースクールに通い、スポーツに関心を示した。彼はテニスと水泳の大会で優勝するなど優秀な成績を収め、さらにボーイスカウトとして大統領賞を受賞している。高校卒業直後に父と死別し、兄弟と共に医療品店の経営を引き継いだ[4]

キャリア

ラージェーシュ・カンナーの葬儀に参列するスレーシュ、ヤショーダラー、ヴィヴェーク(2012年)

スレーシュは以前から演劇に強い関心を抱いていたが、父の急死のため俳優の道に進む機会に恵まれなかった[5]。1974年に俳優を目指してインド映画テレビ研究所に入所し、1976年に卒業している[5]。結婚後にムンバイに移住し[4]、ラジオ番組での活動を通して好評を集め、その後は広告モデルとしても活動して1970年代の人気モデルの一人になった。

1977年に『Jeevan Mukt』で映画デビューした。1980年に『Ek Baar Phir』で主演デビューするが、興行的には失敗している。1979年から1980年にかけて『Kartavya』『Ek Baar Kaho』『Surakksha』『Khanjar』などのヒット作に出演した。1980年にラージェーシュ・カンナー(英語版)主演の『Phir Wahi Raat』で演じた警察官アショーク・ヴァルマ役で知名度を上げた。

1981年に出演した『Laawaris』ではフィルムフェア賞 助演男優賞(英語版)にノミネートされた。この他に『Namak Halaal』『Kaamchor』『Vidhaata』などで助演俳優として出演した後、ラヴィ・チョープラー(英語版)の『Mazdoor』で主要キャストに起用され、ディリップ・クマールと共演した。性格俳優としてのスレーシュの演技が最も高く評価されたのは、シャクティ・サマンタ(英語版)が監督した『Awaaz』で演じた警察官アミット・グプタ役であり、1984年には『Ghar Ek Mandir』で再びフィルムフェア賞 助演男優賞にノミネートされた。これ以降も『Ek Nai Paheli』『Kanoon Kya Karega』『Sharaabi』『Jawab』などに出演し、1985年にはケタン・メータ(英語版)の『真っ赤なスパイス(英語版)』で国家映画賞 助演男優賞ベンガル映画ジャーナリスト協会賞 助演男優賞(英語版)を受賞した。

1998年の日本映画『プライド・運命の瞬間』にラダ・ビノード・パール役で出演した。

家族

1974年8月1日にマドラスでヤショーダラーと結婚し、彼女との間に息子ヴィヴェーク・オベロイ、娘メグナーをもうけた[4]。ヤショーダラーはパンジャーブ人の実業家一家の出身である[4]。兄クリシャン・オベロイの息子アクシャイ・オベロイ(英語版)もボリウッドで俳優として活動している。

出典

  1. ^ “Vivek Oberoi makes his dad's birthday special”. Oneindia Entertainment. Mid-Day. 2020年1月18日閲覧。
  2. ^ “Our Goodwill Ambassadors”. World Psychiatric Association official website. 2018年3月20日閲覧。
  3. ^ “Suresh Oberoi visits city”. Ludhiana Tribune. (2000年12月27日). https://www.tribuneindia.com/2000/20001228/ldh1.htm 2019年5月5日閲覧。 
  4. ^ a b c d “Suresh Oberoi, ek baar phir...”. TOI. Times of India. 2020年1月18日閲覧。
  5. ^ a b “Suresh Oberoi Marriage: Love And Mutual Respect Conquers All”. THE BRIDAL BOX. 2020年1月18日閲覧。

外部リンク

  • Suresh Oberoi - IMDb(英語)
1984-2000年
2001-2020年
2021-2040年
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