スライド (写真)

コダックのカラースライドフィルムと紙製マウント。
マウントには金属製、プラスティック製もある。

スライド英語: slide)は、ポジティヴフィルム(陽画フィルム、つまり現像済みのリバーサルフィルム)を映写機に充填し、スクリーンに向けて拡大像を投影すること、またはポジティヴフィルム英語: positive film, ポジフィルム)そのものを指す語である[1][2]。ポジフィルムを指す場合、プラスティックまたは紙製、金属製の枠(マウント)に収まった透過原稿を指す[2]

スライド用の映写機をスライド映写機(スライドプロジェクタ)、幻灯機とも呼ぶ[3]

略歴・概要

スライドは20世紀末頃に他のプロジェクタに取って代わられ、映像原稿としての役割をほぼ終えたが、パーソナルコンピュータなどでは静止画を順送りに表示して行くことや専用のユーティリティソフトウェアのことをスライドショーと呼ぶ。

フィルム

ネガのネガによりスライド用のポジフィルムを作ることもあるが、一般的な方法としては、リバーサルフィルムで撮影してリバーサル現像E-6現像等)を行い、スライド用のポジフィルムを作る。

プロジェクタ

スライド映写機」および「幻灯機」を参照

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ デジタル大辞泉『スライド』 - コトバンク (4.,6.)、2012年1月10日閲覧。
  2. ^ a b 百科事典マイペディア『スライド』 - コトバンク、2012年1月10日閲覧。
  3. ^ デジタル大辞泉『幻灯機』 - コトバンク、2012年1月10日閲覧。

参考文献

  • 鈴木義行『スライドの作り方 - 写真撮影から映写まで』、医歯薬出版、1965年
  • 鈴木義行『スライド製作と映写の技術』、医歯薬出版、1971年

関連項目

外部リンク

  • 表示
  • 編集
用語
ジャンル
技法
構成(英語版)
  • 対角線法
  • フレーミング(英語版)
  • 幾何学と対称(英語版)
  • ヘッドルーム (撮影)(英語版)
  • リードルーム(英語版)
  • 三分割法
  • 単純性(英語版)
用具・機材
歴史
デジタル写真
カラー写真
白黒写真
現像
撮影者
関連
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • スペイン
  • フランス
  • BnF data
  • イスラエル
  • アメリカ
  • ラトビア
    • 2
  • 日本
  • チェコ