イシー=レ=ムリノー工廠

1935年頃の工場の様子

イシー=レ=ムリノー工廠 (イシー=レ=ムリノーこうしょう, フランス語: Ateliers de construction d'Issy-les-Moulineaux, 略称 AMX) は、フランスの首都パリの西側郊外に相当するイル=ド=フランス地域圏オー=ド=セーヌ県イシー=レ=ムリノーにかつて存在したフランス軍工廠/造兵廠(軍需品・兵器工場)である[1]

1936年にルノー社の軍需品工場が国有化された事によって設立され、フランス軍向けの戦車装甲車の開発・生産を行った[2]。しかしながら1940年のフランス降伏までにはAMXとしての新規製品開発はほとんど出来ておらず、国有化前に製造していたルノー製の戦車や装甲車の生産を継続しており、AMXの名が広く知られるようになるのは戦後に開発されたAMX-13の成功からであった。工廠で開発された装甲戦闘車両には、略称である"AMX"を名称に冠した車種が多くあり、これは、第二次世界大戦後にフランス各地の工廠が統合・再編された後にも継承されていた。

主な開発製品

画像

  • AMX-50
    AMX-50
  • AMX-13
    AMX-13
  • AMX-30
    AMX-30
  • AMX-10RC
    AMX-10RC
  • AMX-10P
    AMX-10P

脚注・出典

  1. ^ https://worldoftanks.eu/fr/news/history/amx-factory-history/
  2. ^ https://www.arquus-defense.com/nationalisation-issy-les-moulineaux-facilities

関連項目

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