いすゞ・MU-X

MU-X（ミューエックス）は、いすゞ自動車がタイで製造する7人乗りSUVである。

概要

いすゞ・D-MAXの派生車であるPPV(Pickup-based Passenger vehicle)として開発され、ラダーフレームシャーシを採用している。世界60か国以上、ASEAN地域やオーストラリアなどで販売されている^[1]。

2013年11月1日、MU-7の後継車種として発表^[2]。ピックアップトラックのいすゞ・D-MAXおよびシボレー・コロラドと同様にゼネラルモーターズ (GM) との共同開発車種であり、GMのシボレー・トレイルブレイザーはボディシェルを共有する姉妹車となる。

エンジンは仕向地によって異なるが、4JJ1-TC 直4 3.0L ターボディーゼルと4JK1-TC 直4 2.5L ターボディーゼルが設定される。

いすゞ・MU-X(2代目)
フロント
概要
製造国	タイ
販売期間	2020年 11月-
ボディ
乗車定員	7人
ボディタイプ	5ドア SUV
駆動方式	FR/4WD
パワートレイン
エンジン	4JJ3-TCX 直4 3.0 L ディーゼル RZ4E-TC 直4 1.9 L ディーゼル
最高出力	3.0L 140kW(190PS)/3,600rpm 1.9L 110kW(150PS)/3,600rpm
最大トルク	3.0L 450Nm/1,600-2,600rpm 1.9L 360Nm/1,800-2,600rpm
変速機	6AT
前	前:ダブルウィッシュボーン式サスペンション後:マルチリンク式サスペンション
後	前:ダブルウィッシュボーン式サスペンション後:マルチリンク式サスペンション
車両寸法
ホイールベース	2,855mm
全長	4,850mm
全幅	1,870mm
全高	1,875mm
車両重量	1,950-2080kg
テンプレートを表示

2020年10月28日、2代目発表。先代およびD-MAXの性能を引き継ぎつつも、室内空間の向上に加え、電動パーキングブレーキ、電動リフトゲート等の新装置を採用した。また、樹脂リフトゲートの採用や高張力鋼板の採用拡大、ボディ後半部における剛性向上など、車体性能の向上を果たしている。

[脚注の使い方]

^ ^a ^b 『いすゞ、「mu-X」を7年ぶりにフルモデルチェンジ』（プレスリリース）いすゞ自動車株式会社、2020年10月28日。https://www.isuzu.co.jp/newsroom/details/20201028_01.html。
^ “2014 Isuzu MU-X revealed [video]”. WorldCarFans.com (2013年11月1日). 2014年11月20日閲覧。
^ “いすゞが新型ＳＵＶ、シェア拡大狙う［車両”. エヌ・エヌ・エー (2014年9月11日). 2014年11月25日閲覧。
^ 2014年グッドデザイン賞受賞受賞対象名スポーツ用多目的車いすゞＭＵ－Ｘ(受賞番号14G090760)
^ “いすゞＭＵ―Ｘ、発売から１年で２万台を販売［車両］”. エヌ・エヌ・エー (2014年11月4日). 2014年11月25日閲覧。
^ “いすゞ、SUV「MU-X」が豪州・ニュージーランドの安全性能評価「ANCAP」でファイブスター獲得”. 日刊自動車新聞 (2021年9月27日). 2021年12月11日閲覧。
^ “「ランクルプラド」サイズの新型3列SUV「MU-X」発表！ド迫力グリルのいすゞ最新モデルをオーストラリアで発売へ（くるまのニュース）”. LINE NEWS. 2022年10月26日閲覧。