あの頃の誰か

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あの頃の誰か』(あのころのだれか)は、日本推理作家東野圭吾の短編小説集。2011年1月12日発行。

本書は当初から文庫版で発売された。また、『ダイイング・アイ』と2冊同時刊行され、2冊同時刊行プレゼントが行われている。収録作品はバブル時に書いたもので、単行本未収録であった。著者は、わけありだと語っている。

収録の短編のうち「レイコと玲子」「シャレードがいっぱい」「二十年目の約束」「再生魔術の女」は、2012年にテレビドラマ『東野圭吾ミステリーズ』の一篇として映像化された。

キャッチコピー

お元気ですか? 20年前浮かれていた、みなさん! まさかの「いきなり文庫」

あらすじ・登場人物

シャレードがいっぱい

弥生の彼氏、孝典が自宅で死んだ。死体があったカーペットには血で、Aの様な文字が書かれていた…。

登場人物

  • 津田弥生(つだやよい):死んだ孝典の彼女。英語とフランス語の通訳をしている。
  • 北沢孝典(きたざわたかのり):自宅で殺された。スポーツクラブのゴルフクリニックで働いていた。
  • 中瀬公次郎(なかせこうじろう):中瀬興産社長。欧米との取引のため、弥生を通訳として招いている。
  • 中瀬雅之(なかせまさゆき):公次郎の長男。中瀬興産の専務。
  • 中瀬弘恵(なかせひろえ):公次郎の長女。
  • 亀田(かめだ):幸次郎の秘書。
  • 尾藤茂久(びどうしげひさ):孝典の大学時代の友人。孝典の死について調べている。
  • 畠山清美(はたけやまきよみ):社長の隠し子だと名乗る女。
  • 畠山芳江(はたけやまよしえ):公次郎と浮気していた家政婦。清美の母。
  • 森本(もりもと):孝典の自宅に来た刑事。

玲子とレイコ

再生魔術の女

さよなら『お父さん』

名探偵退場

虎も女も 

虎か女か?という処刑法にちなんだ『虎か女か?それとも・・・』という処刑法が実行された。それには、扉が三つあり、虎と、女と、そして何が入っているか分からない扉の三つだった。

登場人物

  • 真之介(しんのすけ):お猟に手を出し、『虎か女か?それとも・・・』という処刑法をされる罪人。
  • お猟(おりょう):独身と嘘をつき、真之介を処刑のみにさせた女。
  • 番人(ばんにん):牢屋の番人。『虎か女か?それとも…』を楽しみにしている。

眠りたい死にたくない

二十年目の約束

『さよなら「お父さん」』と『秘密』

『さよなら「お父さん」』は、長編小説『秘密』の原型で、著者はあとがきで、短編として気に入らなかったから、長編として書き直した。と述べている。長編版ではバスで死んだことになっているが、短編版では飛行機事故となっている。

小説
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浪花少年探偵団 - 浪花少年探偵団2(現:しのぶセンセにさよなら)

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ラプラスの魔女 - 魔力の胎動 - 魔女と過ごした七日間

その他の小説

放課後 - 白馬山荘殺人事件 - 学生街の殺人 - 11文字の殺人 - 魔球 - ウインクで乾杯 - 十字屋敷のピエロ - 鳥人計画 - 殺人現場は雲の上 - ブルータスの心臓 - 宿命 - 仮面山荘殺人事件 - 変身 - 回廊亭の殺人 - ある閉ざされた雪の山荘で - 美しき凶器 - 同級生 - 分身 - むかし僕が死んだ家 - 虹を操る少年 - パラレルワールド・ラブストーリー - 天空の蜂 - 秘密 - 白夜行 - 片想い - レイクサイド - 時生 - ゲームの名は誘拐 - 手紙 - おれは非情勤 - 殺人の門 - 幻夜 - さまよう刃 - 使命と魂のリミット - 夜明けの街で - ダイイング・アイ - 流星の絆 - パラドックス13 - カッコウの卵は誰のもの - プラチナデータ - ナミヤ雑貨店の奇蹟 - 夢幻花 - 虚ろな十字架 - 人魚の眠る家 - 危険なビーナス - クスノキの番人 - ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 - 白鳥とコウモリ

短編集
エッセイ

あの頃ぼくらはアホでした - ちゃれんじ? - さいえんす? - 夢はトリノをかけめぐる - たぶん最後の御挨拶

その他
テレビドラマ
映画
舞台劇
関連項目
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